包茎のデメリットは?包茎手術の方法 メリット・デメリットも解説

包茎なことは理解しているけれど、これは自分が納得していれば特に問題はないと思っていたりしませんか?

本当に、包茎を放置しておくことにデメリットはないのでしょうか?

こちらの記事では、包茎のデメリットと、包茎手術のメリット・デメリットをご紹介します。

著者情報 村田宗介男性向けコラム編集部
村田 宗介
近年高まっている男性の美容や内なる悩みに関して正しい知識や情報を発信するため活動中。男性の皆さんが自分の肌や髪に自信を持って、毎日を充実して過ごせるようサポートしていきたいと思っています。

包茎のデメリットを3つの視点から紹介

包茎にはいくつかのデメリットがありますが、こちらでは「外見」「健康」「SEX」の3つに分けて、ご紹介します。

形状に自信が持てない

包茎だと形状に自信が持てないということがあります。

包茎であることが悪いわけではないのですが、思春期に友達にからかわれたりすることで自信が持てなくなっていくことがあります。

そのため、銭湯などで他の人を比べたり見られたりすることでより形状に自信が持てなくなることがあります。

実際の大きさよりも小さく見える

実際の大きさよりも小さく見えます。

新生児のほぼ100%は真性包茎というように、包茎だと子供のイメージがあることが原因かもしれません。

真性包茎の場合、実際のペニスの大きさよりも小さく見えるため、大きさに自信が持てません。

亀頭が発育不全になる

包茎のために亀頭が発育不全になることがあります。

包皮によって亀頭が押さえつけられることで、亀頭が小さく先細りすることがあります。

また、包皮によって亀頭が押さえつけられることで、亀頭や陰茎の発達を阻害することもあります。

恥垢がたまりやすくニオイを発しやすい

包茎だと恥垢がたまりやすくニオイを発しやすくなります。

恥垢は亀頭や包皮表面の粘膜細胞の死骸や脂腺の分泌物、尿などで、陰茎内で恥垢が排出されずに長期にわたり残存・堆積すると細菌やカビが恥垢を食べて増殖していきます。

包茎は亀頭と包皮裏側の粘膜が密着した状態で閉ざされ多湿状態になっているため、細菌やカビが増殖しやすくニオイを発しやすいといえます。

恥垢により細菌やカビが包皮内に増殖して炎症を起こすことがある

恥垢により細菌やカビが包皮内に増殖して炎症を起こすことがあります。

包皮の間などの見えない部分に恥垢が溜まりやすい上、恥垢は皮脂で油分を含むため、お湯でさっと流しただけでは取り除くことはできません。

こうした状況で、菌に対する抵抗力が落ちると、炎症を起こすことがあります。

陰毛が包皮に絡んで痛い

陰毛が包皮に絡んで痛みを発することがあります。

仮性包茎だと包皮がスライドするために、陰毛を巻き込んでしまうことがあります。

これにより、皮膚が引っ張られて痛みが生じたり、陰毛の先端が亀頭や包皮に刺さり、痛みや刺激が出ることがあります。

性感染症にかかるリスクが大きくなる

包茎だと性感染症にかかるリスクが大きくなります。

包茎の場合、亀頭粘膜が弱い為、粘膜が感染しやすくなっています。粘膜が乾燥すると細菌やウイルスに感染しやすくなります。

このため、粘膜の乾燥している部分に性感染症の菌が入ってしまうと性感染症になるリスクが大きくなります。

女性に病気をうつす可能性がある

包茎だと女性に病気をうつす可能性があります。

不衛生なペニスを挿入すると、膣内に細菌やウイルスを入れてしまう危険性があります。

膣内に残された細菌やウイルスによって、子宮頸がんや不妊症などといった重大な病気を引き起こすことがあります。

刺激に弱く早漏になりやすい

包茎の場合、刺激に弱く早漏になりやすくなります。

普段は亀頭が皮で覆われているため、亀頭や周辺の部分は刺激に慣れていません。

そのため、性行為によって強い刺激を受けると、過敏に反応して早漏になりやすくなります。

コンドームが外れやすい

仮性包茎だとコンドームが外れやすくなります。

コンドームは亀頭の露出したペニスに装着することを想定して設計されています。

しかし、仮性包茎の場合余った包皮が影響してしまいコンドームが外れやすいといえます。

女性器へ与える摩擦が少なくなる

包茎により女性器へ与える摩擦が少なくなります。

余った包皮が膣内でスライドすることで、膣に与える刺激や摩擦が減ることがあります。

真性包茎の場合、性感帯に刺激が伝わりにくい

真性包茎の場合、性感帯に刺激が伝わりにくいことがあります。

真性包茎は包皮が剥けないペニスのため、包皮が邪魔をして亀頭などの性感帯に刺激が伝わりにくいのです。

男性は勃起した状態を維持することや射精そのものが困難となり、性的機能に障害が発生します。

包皮の締め付けが強いカントン包茎の場合、亀頭が戻らなくなる可能性がある

包皮の締め付けが強いカントン包茎の場合、亀頭が戻らなくなる可能性があります。

包皮をむくことができた後、陰茎が大きくなることでむいた包皮が陰茎を締め付け元に戻らなくなる危険性があります。

こうなると、締め付けられることで血流が悪くなるため痛みや腫れ・壊死が生じます。 こうなった場合、早急な手術が必要となるため急いで受診する必要があります。

包茎手術に関するメリット・デメリット8つを紹介

【包茎手術の保険適用について】
【包茎手術の保険適用について】包茎手術は健康保険の適用対象外のため、包茎手術は基本的に全額自己負担となります。
ただし、以下のような場合には保険適用になります。
【保険適用になる場合】
・真性包茎
・強度の絞約型包茎(カントン包茎)
真性包茎とは、陰茎の勃起時に包皮が亀頭を覆い手で剥がすことができない状態。カントン包茎は、包皮が亀頭の頭部に引っかかっている状態です。これらの包茎で排尿障害や感染症などのリスクを高める場合には、保険適用になる場合があります。
保険適用で手術をする場合には、術式が選べないため傷跡やツートーンが目立ちやすいです。また、手術に失敗した後の保証はなしとなります。
包茎手術には健康保険の使えるクリニックと、健康保険の使えない自由診療のクリニックがありますので、症状・術式の希望に合わせて治療する場所を選んでください。

保険適用の場合、術式が選べない

包茎手術には主な術式が5種類ありますが、保険適用の場合には術式は選べません。

保険適用の場合には、見た目の美しさよりも生活に支障のない程度の機能を持たせることが目的となります。

そのため、医師の方で決めた術式での施術になり、術式の希望は受け付けられません。

保険適用の場合、ツートーンになってしまう

保険適用の手術の場合、ペニスの真ん中に縫い目の傷跡ができ、その上下で皮膚の色が異なるツートーンになります。

これは、保険適用で行える包茎手術の種類によるものなのですが、術式が選べないため避ける方法はありません。

ただし、術式が選べる自由診療であれば、傷跡が目立たない術式があるので美しさにこだわる場合には自由診療の手術がおすすめです。

自由診療の場合、保険適用に比べ費用が高い

自由診療の場合、保険適用に比べ費用が高くなります。

保険適用の場合、包茎手術は「環状切開法」という術式のみで2〜3万円で手術を受けることができます。

自由診療の場合、「環状切開法」は100,000〜250,000円、傷跡の目立たない「亀頭下切開法」「根部切開法」は100,000〜300,000円程度となります。

切らない手術の場合、効果は永続しない

包茎手術には切らない手術もありますが、効果は永続しません。

切らない手術は、余った皮を止めてしまう方法や、亀頭を増大させて包皮がかぶるのを防ぐ方法などがあります。

しかし、効果は一時的なもののため永続はしません

保険適用なら2〜3万円で手術が可能

保険適用の包茎手術費用は2〜3万円です。

保険適用になる条件としては、症状が「真性包茎」「強度の絞約型包茎(カントン包茎)」であることが必要です。

条件に合う場合には、保険適用の手術が行えます。

自由診療の場合、術式が選べる

自由診療の場合、包茎手術の術式を選ぶことができます。

包茎手術は主に5種類ありますが、保険適用手術では手術の術式は選べません。

保険適用の場合には、生活に支障のない程度の機能を持たせることが目的となります。

自由診療の場合は機能面だけでなく審美面でも改善できる

自由診療の場合は機能面だけでなく審美面でも改善できます。

保険適用の場合には術式が選べないため、ペニスの中央部に縫い目である傷跡が残ってしまい、その縫い目からペニスの色が異なってしまいます。

自由診療の手術の場合には、傷跡を亀頭の下に隠したり、根元に持ってくることで陰毛に隠すなどの方法も選べます。また、ブツブツ除去も含まれる場合もあり美しさにもこだわることができます。

切らない手術でお試しができる

切らない手術は効果の永続性がないため、お試しとして利用することができます。

包茎から卒業したいとは思うものの、いきなり体にメスを入れるというのは怖いものです。

そのため、いきなり包皮を切る手術を行うのではなく、切らない手術を選択し包茎でない生活をお試しすることができます。

包茎手術の主な5種類と特徴

包茎の手術は主に5種類

【包茎手術の保険適用について】
【包茎手術の保険適用について】包茎手術は健康保険の適用対象外のため、包茎手術は基本的に全額自己負担となります。
ただし、以下のような場合には保険適用になります。
【保険適用になる場合】
・真性包茎
・強度の絞約型包茎(カントン包茎)
真性包茎とは、陰茎の勃起時に包皮が亀頭を覆い手で剥がすことができない状態。カントン包茎は、包皮が亀頭の頭部に引っかかっている状態です。これらの包茎で排尿障害や感染症などのリスクを高める場合には、保険適用になる場合があります。
保険適用で手術をする場合には、術式が選べないため傷跡やツートーンが目立ちやすいです。また、手術に失敗した後の保証はなしとなります。
包茎手術には健康保険の使えるクリニックと、健康保険の使えない自由診療のクリニックがありますので、症状・術式の希望に合わせて治療する場所を選んでください。

包茎手術は主にこちらのように分けられますが、クリニックによっては異なる施術と組み合わせるなど応用の施術もあります。

1.環状切開法
適応・仮性包茎
・嵌頓包茎
・真性包茎
手術料金目安・100,000〜250,000円
(保険適用の場合は20,000〜30,000円)
施術時間目安・40〜60分
施術概要・余っている包皮を1周切除し縫合することで、亀頭に被っていた包皮を下に引っ張ることで治療する
メリット・失敗のリスクが少ない
・比較的安価にできる
デメリット・傷跡がのこる
・ツートーンになる
・ダウンタイム4週間程度
2.クランプ法
適応・仮性包茎
・軽度の嵌頓包茎
手術料金目安・50,000〜200,000円
施術時間目安・40〜60分
施術概要・環状切開法同様に、余っている包皮を1周切除し縫合することで、亀頭に被っていた包皮を下に引っ張ることで治療する
・クランプという道具を使うことで手術を簡易に行えるようにしている。
メリット・手術料金が安い
・失敗のリスクが少ない
・出血が少ない
・短時間で施術できる
デメリット・傷跡がのこる
・ツートーンになる
・手術が簡単なので実績の少ない医師が施術する場合がある。
・ダウンタイム4週間程度
3.亀頭直下法
適応・仮性包茎
・嵌頓包茎
・真性包茎
手術料金目安・100,000〜300,000円
施術時間目安・40〜60分
施術概要・余った包皮を亀頭の直下で切除し縫合する
メリット・亀頭直下の包皮に隠れるので傷跡が目立たない
・ツートーンにならない
デメリット・傷跡がのこる
・技術が必要なため少し高額になる
・ダウンタイム4週間程度
4.根部切開法
適応・仮性包茎
手術料金目安・100,000〜300,000円
施術時間目安・40〜60分
施術概要・余った包皮を根元で切除し縫合する
メリット・傷口が陰毛に隠されて目立たない
・ツートーンにならない
・小帯が残せるので性感帯が残せる
・先端の包皮が自然なまま残る
デメリット・傷跡がのこる
・包皮がたるみやすい
・術後に陰茎浮腫や蒸れなどが出やすい
・ダウンタイム4週間程度
5.切らない治療
適応・軽度の仮性包茎
手術料金目安・20,000〜150,000円
施術時間目安・10〜30分
施術概要・亀頭を増大させることで包皮をかぶらなくする
・包皮を縫い縮めるなどで包皮を亀頭にかぶらなくする
メリット・比較的安価
・短時間で施術できる
デメリット・効果が永続しない
・ダウンタイム2週間程度

包茎手術には主に5つの種類があります。

保険適用の場合には「環状切開法」となり、ペニスに傷跡ができツートーンになります。

自由診療の場合には、傷跡の目立たない包茎手術が選べます。おすすめは「亀頭下切開法」となります。

包茎手術を行える男性のお悩み専門のクリニックでは、「亀頭下切開法」を基本とした機能面と審美面に長けたオリジナルの術式を行っているクリニックもあります。

予算に合わせて、機能面と審美面にかなう手術方法を選びましょう。

なお、包茎手術におすすめのクリニックはこちらの記事で紹介しています。

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包茎手術に関するよくある質問

包茎に関するQ&A

Q. 仮性包茎は自然に治りますか?

体の成長が止まる20歳を超えて、自然に包茎が治ることはありません。

Q. 包茎は自力で治せますか?

いいえ、仮性包茎、カントン包茎、真性包茎のいずれも自力で治す、または自然に治ることはありません。仮に自力で治せたとしても、包茎手術は余剰包皮を切除して完治となりますので根本的な改善をしない限り、再発します。

Q. 切らないで包茎を治せますか?

切らない包茎治療を行っているクリニックもあります。
しかし、余剰包皮を取り除かない限り再発する可能性はあります。

手術に関するQ&A

Q. 手術時の麻酔はペニスに直接打つのでしょうか?

ペニスに麻酔薬を注射します。痛いのは麻酔の時だけです。
最近では、麻酔注射の前にシート麻酔などを使い麻酔注射の痛みを軽減する方法を用いているクリニックもあります。

Q. 手術にかかる時間はどのくらいですか?

手術は一般的に30〜60分程度です。

Q. 年齢制限はありますか?

18才の成人から可能です。また、ご年配の方でも手術は可能です。

Q. 皮を切りすぎたり、余ったりすることはないのですか?

ペニスは形・大きさ・左右の曲がり膨張率の違いなどがあります。
包茎手術を行う前に、余剰包皮をミリ単位で計測し、精密な切除ラインを設定してから手術を行います。

Q. 糖尿病でも包茎手術はできますか?

可能です。

術後に関するQ&A

Q. 手術後にはペニスに包帯など巻くのでしょうか?

包帯を巻いて固定します。手術後に包帯の巻き方の説明などがありますので、術後1週間ほどは自分で包帯交換をします。
ペニスの先端には包帯を巻かないので、排尿等は包帯をしたままで行うことができます。

Q. 手術後に入院や通院は必要でしょうか?

術後の抜糸のみで通院の必要はありません。もし、抜糸に来院できない場合は、吸収糸を使用した手術をするクリニックを選ぶことをおすすめします。

Q. スポーツはいつからできますか?

個人差はありますが、3~4週間後から全てのスポーツが可能になります。包茎手術後すぐに激しい運動を行うと、縫合箇所がうまく回復せずに自然な仕上がりにならないことがあるので注意しましょう。

Q. 術後の勃起は痛みを感じますか?

朝勃ちなど、自然な勃起については痛みを感じません。ただし、性的興奮による勃起については急激に血液が流れるため傷口が開き、痛みを伴う出血が生じる可能性もあるため避けてください。

仕上がりに関するQ&A

Q. 傷痕は目立ちませんか?

『切らない包茎手術』の場合ではメスを使わないため、無傷で状態改善をする事が可能です。
切る手術の場合でも、細い糸や時針を使うことや、傷のできる位置を調整し傷痕を目立ちにくくする手術を選ぶことができます。

カウンセリングに関するQ&A

Q. カウンセリングの費用はいくらぐらいになりますか?

無料カウンセリングを行っているクリニックが多くなりますが、クリニックによって異なるため、予め確認しておきましょう。

Q. カウンセリングはいつでも可能ですか?

基本的には、予約制です。多くのクリニックは公式サイトから予約ができますので、公式サイトから予約をして来院されることをおすすめします。

Q. カウンセリングにはどのくらいの時間がかかりますか?

術式の説明や注意点などの説明があり、一般的には90分程度です。

費用に関するQ&A

Q. 保険の適用はできますか?

基本的に包茎は保険適応外ですが、
・真性包茎
・強度の絞約型包茎(カントン包茎)
の場合で、保険適応の術式を使えば保険適用になります。その場合、機能的問題は解決しますが、傷やツートーンが目立ちやすい術式になることを理解しておきましょう。
多くの男性治療専門クリニックは自由診療といって健康保険の使えない美容手術を行うため、傷やツートーンになりづらく自然に仕上がります。

Q. 包茎治療の治療費はどれくらいかかりますか?

包茎手術の費用は
・保険適用か否か
・クランプ法という器具を使った手術か否か
などで、大きく金額が変わってきます。熟練の医師による施術の場合には心持ち高めの金額設定になります。
なお、手術の内容に麻酔・術後の薬代・術後のアフターフォロー・術後の通院費用・保証などが入っているかどうかも確認しておくことをおすすめします。

他人バレに関するQ&A

Q. 家族(パートナー)に内緒で手術はできますか?

通常クリニックからDMや電話はありませんので、DMや電話などでバレることはありません。術後包帯を巻いたり、性交渉ができないなどの制約はあります。

Q. 他の人と顔を合わせたりしませんか?

男性治療専門のクリニックは完全予約制をとっている場合が多く、他の人と顔を合わせづらくなっています。